医療脱毛（VIO脱毛・介護脱毛）50代主婦の体験記

１. VIO（ブイアイオー）脱毛とは？

「VIO脱毛」あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、VIO部分を脱毛することをいいます。

２. VIO脱毛のきっかけ

１. 親の介護を経験した

親の介護をして感じていたことがあります。

それは、トイレを人に介助してもらうのは、いくつになっても恥ずかしさがありイヤなんだなということです。

いつまでも自分でトイレに行ける体でありたいと思いますが、人間いつどうなるかわかりません。

介護する側も介護される側も、お互いできるだけ気持ちよく対応したいなと思います。

２. 娘に勧められた

娘は全身脱毛に通っていました。

ある日、娘が「お母さんくらいの人も来てるよ。VIO脱毛したら〜」と…

今まで人に脱毛してもらうなんて考えてもみなかったのですが、若い人だけじゃなく同年代の人も通ってるんだと知って親近感をもち、真剣に考えるようになりました。

３. 医療脱毛クリニックと美容脱毛サロン　どっちにする？

医療脱毛と美容脱毛の比較（VIO脱毛のみの場合）

	医療脱毛	美容脱毛
脱毛方法	レーザー脱毛（※熱破壊式または蓄熱式）	光脱毛
脱毛費用の目安	70,000円〜200,000程度	130,000円〜200,000円程度
脱毛回数の目安	５回〜１２回程度	１０回〜２０回程度
脱毛の痛み	痛みを感じやすい	痛みを感じにくい
施術者	医師や看護師	サロンのスタッフ

◉脱毛費用、回数などはクリニックやサロンによって異なります。

１回あたりの費用は、回数が増えるほど低くなる場合が多いようです。

脱毛は保険適用にならないので高いですね。

１. 医療脱毛を選んだ理由

①　医療脱毛（レーザー脱毛）は永久脱毛可能（蓄熱式より熱破壊式の方がVIO脱毛に効果大）

②　医療脱毛の施術者は、医師または看護師で安心感がある。

③　医療脱毛は美容脱毛より施術回数が少ない。

医療脱毛は美容脱毛に比べると費用が高めで痛みを感じやすいとのことでしたが、

娘が美容脱毛を経験して永久脱毛にはならないと話していたことやクリニックの口コミ等を参考にして、私は医療脱毛を選びました。

なるべく費用を抑えたい、痛みは感じにくい方がいい、永久的な脱毛でなくていい、初めてなのでまずは美容脱毛から試してみたいという場合は、美容脱毛が良さそうです。

ご自身に合った脱毛方法を選びましょう。

２. 医療脱毛クリニックの選び方

私はVIO脱毛のみで、熱破壊式施術を希望していたので、そのプランが可能なクリニックを探しました。

VIO脱毛は、全身脱毛とセットでないと受けられないクリニックもあります。

VIO脱毛のみは割高なので、全身脱毛も考えている場合はセットプランにするとお得な気がします。

そして、通いやすさと費用、評判を見て選びました。

痛みを伴う施術に複数回通うことになるので、イヤにならずに通いやすい立地を選ぶことも大切なポイントです。

私がお世話になったクリニックはこちらです⬇

４. VIO脱毛　施術までの流れ

１. 無料カウンセリングの予約をする

カウンセリングは無料でできるところが多いようです。

迷われている場合は、カウンセリングを受けてみて施術するかどうかを決めてもいいと思います。

お試し体験などができるクリニックもあるようなので、事前予約をして利用してみるのもいいですね。

２. カウンセリング当日

カウンセリング当日は、デリケートゾーンを見せることはなく、お話のみで受けることができました。

医師から説明を聞き質疑応答後、施術の意志を伝え、「診療契約書」「診療に関する承諾書」など数枚の書類にサインと押印をしました。

VIO脱毛は他の部分よりも脱毛回数が多く必要で、１クール（６回コース）では永久脱毛は難しく、２クール以上施術される方が多いとのことでした。

私はひとまず１クール（６回コース）を契約。

理由は施術が自分の体に合うかわからないことと、１クール終了できた様子で考えたいと思ったからです。

コースの期限は２年間ですが、妊娠、病気、入院などで通えなくなってしまった場合は、診断書や母子手帳を持参すれば２年間延長してくださるとのこと。

カウンセリングは男性医師でしたが、施術は女性看護師が対応してくださるとのことで安心しました。

アンダーヘアのデザインについては相談してみましょう。

衛生的な観点から、ハイジニーナ（完全に無毛にすること）を選ぶ人も増えているそうです。

次回から始まる脱毛の事前準備など確認し、支払いをして終了。

支払い方法は、現金、振込、デビットカード、クレジットカードなど選択できました。

⭐VIO脱毛日前に自分で行っておく準備⭐

① 自己処理（剃毛 ていもう）しておく。

自分のおまたをしっかり観察したことありますか。

私は今回の機会がなければありませんでした。

Vラインのみでなく、IラインとOラインも自分で処理していくのです。

おまたと向き合わなければなりません。

【VIO用トリマー】 コンパクトで使いやすく、シェーバー部分は取り外して水洗いできます。

　

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自己処理、最初はすごーーく抵抗がありました。

慣れないシェーバーを使って自分なりに頑張って処理したつもりでも、上手にできない部分もあります。

でも大丈夫。

クリニックによって異なりますが、剃り残しを無料または有料で処理していただくこともできます。

② 保湿をしておく。

看護師さんに「肌が乾燥していると施術の痛みを強く感じやすいです。施術前後は保湿をしてくださいね。」と言われました。

考えてみると、顔や体は保湿をしているのにデリケートゾーンには無頓着でした。

加齢や女性ホルモンの変化に伴い、お肌も変化していきます。

デリケートゾーンのお悩みは、下着や生理用品が擦れる、かぶれる、かゆみ、痛み、臭いなど様々あるかと思います。

今は、フェムテック（女性特有の健康課題を科学技術の力で解決するための製品・サービス）のものがいろいろ出ていますね。

ご自身の肌に合うデリケートゾーン専用の洗浄ソープや保湿クリームなど、試してみるのもいいと思います。

３. VIO脱毛の施術

① VIO脱毛初日

いよいよ人生初 VIO脱毛の日。

念入りにシャワーを浴びて、いざクリニックへ。

下半身の洋服と下着は脱ぎ、タオル素材の巻きスカートを身に着けます。

施術室には、ウェットティッシュが備えてありました。

家を出てからトイレに行かずにすむように水分など控えていましたが、これならあまり気にしすぎなくて良さそう。

身支度が終わると看護師さんが登場し、ベッドに仰向けになり、目にレーザーを防御するようなゴーグルを付けられました。

「痛かったら言ってくださいね」と下腹部からレーザー照射が始まりました。

「バチッ バチッ バチッ」とゴムで弾かれるような軽い痛み。

「ほぉー これくらいならいける」と思っていたら、

下へいくにつれ「イ・イ・イ　イタイッ ！！」

そして、恥ずかしい・・・

「痛いってどのくらいで言ったらいいのー」と躊躇していると、看護師さんが察して少し手を止めてくださいました。

「このあたりは特に痛いんですよね。大丈夫そうですか。」と優しく声をかけてくださり、時々休みながら進めてくださいました。

こういう時、優しい看護師さんに救われます。

VラインとIラインを終えたら、うつ伏せになりOライン。

最後にクリームを塗ってくださり、着替えて無事に初日終了。

施術時間は１０分かかっていないくらいでした。

看護師さんから「今日は初めてなので強度を弱めにしました。次回は少し強めにしてみますので、我慢できないようでしたら、麻酔クリーム（有料）もありますので言ってくださいね。」とのこと。

初日が終わった安堵感と次回への心配を胸に、ウィンドウショッピングをちょっと楽しんでから帰路につきました。

② VIO脱毛２回目

VIO脱毛の施術の間隔は、毛の周期の兼ね合いで、約６週間〜８週間を目安にと勧められました。

私は約６週間後を予約して、いざ２回めの施術へ。

前回よりも少し強度を上げて、始まりましたー。

やっぱり　イ・イ・イ・痛い。

でも、何とか我慢しました。

看護師さんは前回と違う方で、機械的に淡々と施術されるタイプ。

看護師さんにしたら日常のお仕事なんだよなと思いつつ、一人ひとりの痛みの感じ方等に寄り添ってくださるとありがたいなぁと感じました。

施術者によっても痛みの感じ方が違うものなんでしょうかね。

③ VIO脱毛３回目

３回目は、初回と同じ看護師さんでした。

なんだかホッとします。

３回目から強度が最強になりました。

２回目とあまり変わらないような気もしましたが、何度やっても痛いものは痛い。

痛い部分にくると、つい息が止まってしまいます。

今後改良されて、痛みを感じにくい施術ができるようになれば脱毛のハードルが下がる気がします。

麻酔クリームは男性のほうが希望する人が多いそうですよ。

この痛みが長時間続くとしたら、私も麻酔クリームをお願いしていたと思います。

④ VIO脱毛４回目〜６回目

脱毛回数を重ねて毛が少なくなっていくと、痛みは弱くなっていくそうです。

最初の頃よりは、慣れもあってか少し痛みを感じにくくなった気がしますが、最後まで痛い部分は痛かったです。

施術後に炎症、かゆみ、肌荒れ等のトラブルを起こす場合もあるそうなので、ご自身の様子を観察してクリニックに相談しながら進めていきましょう。

５. 施術前に知っておくべき注意点

１. 自己処理の毛抜きに注意

レーザー脱毛期間中は、毛抜きを用いて毛を抜く行為は絶対にしてはいけないとのことです。

黒い毛のない毛根にはレーザーの反応がないことから、次回の脱毛効果を著しく損なうからです。

２. 当日のキャンセル、遅刻に注意

施術は完全予約制です。

当日のキャンセルや１５分以上の遅刻をした場合は、１回分消化とみなされてしまいます。

クリニックによって対応が異なると思いますので、確認してみてください。

お仕事の調整や体調管理、交通事情など考慮して、予定通り施術ができるといいですね。

３. 日焼けに注意

レーザー脱毛施術期間中は、過度の日焼けは避けるようにします。

レーザー照射で刺激を与えられた表皮は、人によってシミになりやすいためUVカットを心がけるなど注意が必要です。

日焼けをすると皮膚のメラニン色素が増えるため皮膚自体にダメージを与え、火傷などのトラブルを生じる可能性もあり、次回の照射にも支障が出るとのことです。

VIOは日焼けしにくい部位なので特に心配ないかと思いますが、他の日焼けしやすい部分を脱毛する場合は気をつけましょう。

４. 白髪に注意

私はおかげさまで、痛み以外は特に肌トラブルはありませんでしたが、一番の後悔ポイントは「白髪問題」です。

レーザー脱毛や光脱毛は、白髪には効果がないのです。

レーザー脱毛は、黒いものに反応する特性を活かし皮下１〜４mmに無数に点在する毛根にダメージを与え、その毛根から発毛しないよう発毛の根源である毛乳頭を破壊することで脱毛効果を得ます。

髪の毛は５０代年齢相応の白髪がありますが、アンダーヘアにはないと思っていました。

ところがところが、ショック・・・

観察力不足。

普段見えない部分だからこそ、時々見てあげることは必要ですね。

早めに体の変化に気づくことができて、健康維持、病気の予防にもつながります。

５. 施術後の注意

施術部位に赤みや軽い腫れが生じる場合がありますが、数時間から１日程でほとんど消退するので様子を見ます。

数日経過後も改善しない場合はクリニックへ連絡しましょう。

施術当日は入浴や飲酒は避け、施術部位を強くこすったり刺激の強いものを塗ったりしないようにして、保湿を心がけましょう。

６. VIO脱毛のメリット・デメリット

１. VIO脱毛のメリット

①肌トラブルが減り、肌の状態を確認しやすくなる。

②自己処理の手間が減る。

③蒸れ、かゆみ、臭いを防ぎ、清潔に保つことができる。

④生理や尿もれなどの不快感が緩和できる。

⑤下着や水着を自由に楽しめる。

⑥介護者の排泄や入浴の介護負担を軽減できる。

⑦介護される側も快適に過ごしやすくなる。

２. VIO脱毛のデメリット

①費用が高く複数回通わなければならない。

②施術前の自己処理をする必要がある。

③施術時の痛み、恥ずかしさがある。

④肌トラブルを起こすことがある。

⑤生理中は施術できない。

⑥永久脱毛をすると元には戻せない。

⑦白髪には効果がない。［白髪に効果があると言われているニードル脱毛（針脱毛）を行っているクリニックもあるが数は少ない。］

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７. VIO脱毛を体験した感想

VIO脱毛を体験した感想は、

やって良かった！

そして、もっと早くやれば良かったー！　です。

ただ、皆さんに絶対したほうがいいですよとは言いきれません。

なぜなら、髪の毛と同様、アンダーヘアも加齢とともに細く薄くなっていくと思いますので、各々の年齢、毛やお肌の状態等によっては、脱毛の必要性を感じない場合もあると思うからです。

私はやって良かった派で、結局１クール（６回コース）のみで終了したので、永久脱毛とまではいきませんでしたが、ケアがとても楽になりました。

期間は６回コースで約１０カ月かかりました。

娘の友人は２クール（１２回）通ったようで、施術後２年位たちますが、毛は生えてこないと言っていたそうです。若いっていいですね。

そして、こんなフェムテックの話ができる友人との関係性もいいですよね。

私はこの記事を書くまでに恥ずかしさもあって時間がかかりましたが、VIO脱毛についてどなたかの参考になりましたら嬉しいです。

若い方も、４０代５０代以降の大人世代の方も、デリケートゾーンのことは人には話しにくい内容かもしれませんが、一人で悩まずに情報共有しながら快適なくらしを楽しんでいきたいですね。

VIO脱毛をしたいとお考えの方は、性別問わず、早めに始めれることをオススメします。

まずはカウンセリングで相談してみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。